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トップパネルの加工シュミレーションその2〜iPod Shuffle アルミケース

34e7ed6f.gif 前回に引き続き、加工のプログラム制作。今回は、トップパネルの外側で、左の図は加工している様子です。見にくいかもしれませんが、白のメッシュのものが工具となります。今回の加工内容は
1.ケースの外形取りとその外形の面取り
2.iPod Shuffle操作盤及びLED表示部分の加工。
3.表面の仕上げ。です。
前回、行わなかった外形取りをこの段階で行います。これは以前にお話しましたが、側面への傷防止のためです。材料を機械にセッティングする際、バイスで把握するとアルミのような傷のつきやすい金属はその跡が残って残ってしまいます。アルマイト加工で消える場合もありますが、折角なら綺麗に作りたいものです。そのため、なるべく外形加工は後に残し、加工を行っています。
 もう一つのポイントは操作盤やLED部の面取り、及び外周のR加工、表面の仕上げに関するもので、こちらは全てボールエンドミルで仕上げます。通常の機械加工では、R加工や面取り加工はRカッターや面取り工具でこちらの加工は行いますが、ボールエンドミルを使用すると綺麗に仕上がります。ただ時間がかかります。でも世界に一つだけのものですから、僕は敢えて選んでいます。表面加工はボトムパネルと合わせるため、ボールエンドミル仕上げにしました。(Ver.2のボトムパネルに突起があり、通常のフライス仕上げが出来ないためです。)
 この加工が終わった後、裏返して余分な厚みをフライスカッターで取り除けば、トップパネルは完成となります。

バイス・・・機械加工などで使用する部品を挟み固定する道具。
ボールエンドミル・・・円形で、先が半球状になった工具。

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コメント (2)

3次元!良いですねっ!欲しいぃ〜〜〜♪
高いっすよね・・・・ん〜〜〜〜悩む・・・
これからも、3次元。バンバン使用されてくださいねぇー!

こんにちは。
確かに高いですね。ミッドレンジのCADでも結構しますよね。
CADだけでよければRhinocerosというのが結構お得ですよ。評価版もありますので、試してみては如何ですか?

地震がまたあったようで、心配ですね、ご無事で何よりです。

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2005年04月19日 19:01に投稿されたエントリーのページです。

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